南北朝時代 (439〜580年)
東晋は国内の権力闘争で実力をつけた劉裕に滅ぼされる。
劉裕(武帝)は国号を「宋」とし初代皇帝となる。
一方、北では拓伐珪(道武帝)がおこした北魏が勢力をのばし北方から中原へと進出し、太武帝のとき華北を統一し、ここから南北朝時代が始まる。
北朝は北魏・東魏・西魏・北斉・北周・隋があり、南朝は宋・斉・梁・陳があった。
この時代は中国の南北で政権交代が相次ぎ、特に南朝では中央政権の基盤が弱く政治は混乱した。
一方文化的には大いに栄え、華北では漢民族化した異民族が仏教を栄えさせ、江南では貴族的文化が栄えたが、その退廃的な風潮も広まった。
最後は隋を建国した楊堅が江南の陳を滅ぼして中華を統一した。