商王朝 (前1600〜前1050年頃)

中国で紀元前1600年頃から1050年頃まで続いた王朝。
湯王が夏王朝の桀王を武力で打倒(放伐)して創始した。
しかし、夏王朝はまだ正式に認められていないため、中国の古代王朝は商王朝に始まるとされている。
後期に殷都に遷都したため、殷王朝とも呼ばれる。

殷王朝最後の紂王は即位後、妲己という美女に溺れ暴政を行ったため、周の武王に滅ぼされた。


◆◆この時代の特徴◆◆
・青銅を使い、甲骨文字という原始的な文字を使用していた。
・殷王は人間社会をまとめる役割を担う以外に、神様を祭る行事の主催者であり、神の声を聞いて政治を行っていた。

宗教国家で、周辺の異民族を捕らえ、しばしば生け贄としていた。
・流通に従事するものがおり、商人の語源となった。